冬の結婚式ドレスの着用マナーとは？ドレスの選び方や防寒対策についてご紹介
冬の結婚式にお呼ばれしたけど、どんなドレスを選べばいいのか迷っていませんか？結婚式らしく、華やかで素敵なコーディネートに仕上げたいですよね。けれど、寒さで露出を控えた場合、華やかなコーディネートに仕上がるのか気になる方も多いはずです。また、着用するドレスは決まっているけれど、ドレスに合わせるアウターや小物を悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、冬の結婚式ドレスの着用マナーやドレスの選び方についてご紹介します。また、ドレスに合わせるアウターや防寒対策できる小物についても詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
冬の結婚式ドレスの着用マナー
冬の結婚式に参列するときに覚えておきたい、ドレスの着用マナーについてご紹介します。マナーを押さえたうえで、冬の結婚式にふさわしいドレスを選びましょう。
・素材
冬の結婚式にふさわしいとされているドレスの素材は、ベロアやベルベットなどの光沢感のある素材です。光沢感のある素材は、華やかな雰囲気を演出してくれます。それから、ジャガードやシャンタンなどの厚みのある生地もおすすめです。
一方、冬の結婚式にふさわしくない素材として、ニット素材が挙げられます。理由としては、カジュアルな印象になってしまうため、結婚式などのフォーマルな場にふさわしくないからです。その他にも、麻や綿などの素材もカジュアルな印象になるため、ドレスの素材として避けるのが無難でしょう。
また、冬の季節は暖かい動物毛を使った洋服や小物が増えますが、結婚式に着用するドレスの素材としてはふさわしくありません。動物毛は殺生のイメージを連想させてしまうため、結婚式というお祝いの席には不向きであるといわれています。革（レザー）を使った生地や小物も同様なので、結婚式では避けましょう。
それから春夏に最適なシフォンなどの透け感が強い素材は、冬の結婚式では寒々しく感じてしまいます。透け感が強いドレスを冬の結婚式で着用する場合は、上から厚手の生地のボレロやジャケット、ストールなどを羽織って暖かく着こなすのがおすすめです。
・靴
結婚式に履いていく靴は、つま先が空いていないパンプスを選びましょう。結婚式などのお祝いの場では、つま先が空いている靴を履くのは縁起が良くないとされています。必ずつま先が空いていないデザインのシューズを履きましょう。
冬の結婚式におすすめの靴は、スエード素材を使用したパンプスです。色味はワインレッドなどの深い色味を選ぶことで、季節感のある足元になりますよ。また、エナメルやシルク素材などの光沢感のある素材も、冬の結婚式にもぴったりです。
ただし、つま先が空いていないからといって、ドレスにブーツを合わせるのはNGです。ブーツはカジュアルな印象があるため、フォーマルな場ではふさわしくないとされています。どうしても足元が寒いという場合は、式場までブーツを履いて、式場でパンプスに交換するようにしましょう。
それから、動物毛や革（レザー）を使用したパンプスも、結婚式では避けるのが無難です。それからバイカラーの靴も「別れ」を連想させてしまうため、避けるのがいいとされています。
・タイツ
冬の結婚式で防寒対策として、タイツを着用するのはマナー違反とされています。特に黒タイツは「喪服」を連想させるため、結婚式にふさわしくありません。また、カラータイツや網タイツなども同様に、結婚式での着用は避けるのが無難です。
冬の結婚式であっても、必ずストッキングを着用しましょう。最近ではストッキングでも、冬用の厚手のものが出ています。また、ラメが入ったストッキングであれば、足元から華やかさを演出できるのでおすすめです。
どうしても寒さが気になる場合は、結婚式場で靴やストッキングを履き替えるのがおすすめです。式場では暖房が効いているので、ストッキングに履き替えても問題ありませんよ。
・アウター
冬の結婚式のドレスに合わせるアウターは、フォーマル感のあるチェスターコートや、エレガントな雰囲気を演出してくれるトレンチコートがおすすめです。また、ノーカラーコートもドレスの雰囲気を損なうことなく、素敵に着こなすことができますよ。
冬の結婚式のドレスに合わせるアウターとしてふさわしくないのは、真っ白や動物毛を使ったアウターです。結婚式における「白」は、新婦の色とされているので、アウターであっても控えるのがベターとされています。また、動物毛は殺生を連想させてしまうので控えるのが無難です。
ダウンやニット素材・モッズコートなどのカジュアルなものも、ドレスに合わせるアウターとしてふさわしくありません。それから素材だけではなく、派手すぎる色味や柄が入ったアウターもドレスに合わせるのは避けましょう。
冬の結婚式ドレスを選ぶポイント
冬の結婚式ドレスの着用マナーを押さえたうえで、ドレスを選ぶポイントを確認しましょう。ここではドレスの色味・素材・デザインの3つのポイントについてご紹介します。
・色味
冬の結婚式にぴったりなドレスを選ぶなら、まずは冬らしい色味から選ぶのがおすすめです。冬らしい色味を取り入れることで、季節感を演出できます。冬といえば寒色系のイメージがありますが、結婚式では温かみのある暖色系を選ぶのがポイントです。
暖色系では、ワインレッドやマスタードなどがおすすめ。肌の血色を良く見せてくれるので、明るく優しい印象を演出できます。また暖色系を選ぶときは、明るめの色を選ぶよりも、ダークトーン寄りの深い色味を選ぶことで、冬らしい色合いになりますよ。
また、深い色味であれば、ダークグリーンやネイビーの色合いも冬の季節にぴったりです。ネイビーは青が強めよりも、黒に近いネイビーだと高級感を演出することができます。
・素材
冬の結婚式のドレスを選ぶなら、季節感のある素材から選ぶのもおすすめ。冬の季節にぴったりなベロアやベルベットの素材は、程よい厚みのある生地で光沢感があり、ラグジュアリーな雰囲気を演出してくれます。
また肌寒い季節なので、ジャガードやウールなどの厚みのある素材を選ぶのも◎。厚みのある素材は風を通しにくいので、保温性が高いのがポイントです。ただし、式場内は暖房が効いており、着込みすぎると逆に暑くなる可能性があるためご注意くださいね。
それから冬の結婚式ドレスは、通年で人気なシルクやサテン素材もおすすめです。つるんとした光沢感のある素材は、女性らしいエレガントさを演出してくれますよ。
・デザイン
冬の結婚式ドレスを選ぶ際は、袖付きのデザインにも注目です。ロングスリーブは真夏の暑い時期は着用が難しく、肌寒い冬の季節にぴったりなデザインとなっています。スリーブ部分だけ異素材を使ったデザインのドレスもあるので、おしゃれに着こなしたい人にはおすすめです。
またハイネックタイプのデザインも、首周りが暖かく見えるので、冬の季節にぴったりなデザインです。ハイネックのドレスはクラシカルな雰囲気を演出してくれるので、格式の高いフォーマルな結婚式にもおすすめですよ。
それから冬の結婚式では、半袖やノースリーブのドレスを着用しても問題ありません。式場内は快適に過ごしやすいよう空調が調節されているので、クロークでコートなどを預けたあとは露出してもマナー違反とはならないのでご安心ください。
ただしお昼の結婚式の場合は、季節を問わず肌の露出を控えたほうがいいとされています。ストールやボレロなどを羽織って、肌の露出を控えるのがベターです。
冬の結婚式ドレスの防寒対策
冬の結婚式ドレスを着用するときは、寒さ対策は欠かせません。ここではドレスを着用するときに必須なアイテムについて3つご紹介します。
・インナー
冬の結婚式の防寒対策として、ドレスの下には厚手のインナーを身につけましょう。最近では、タンクトップタイプの防寒インナーも販売されています。ドレスのデザインに合わせて、インナーが見えないサイズを選びましょう。
それからインナーを選ぶときは、色味にも注意してください。くすみ系の色味のドレスであれば、濃い色味のインナーが透けてしまう可能性があります。結婚式に参列する前にドレスからインナーが透けないか確認してくださいね。
・羽織
冬の結婚式では、羽織を1枚持っておくのがおすすめです。防寒対策としてロングスリーブのドレスを着用していても、肌寒く感じてしまう場合もあります。このような場合に羽織を1枚持っておくことで、寒さを和らげることができます。
ドレスに合う羽織の種類は、ストール・ボレロ・ジャケットなどがあります。ストールは1枚持っているだけで、膝掛けとしても活躍してくれますよ。また、ボレロは羽織るだけでドレスの雰囲気を変えられるので、二次会に参加する際に持っておくと便利です。
そしてジャケットを羽織るとフォーマルさがアップするので、格式の高い結婚式での着用がおすすめです。ただし、ボレロやジャケットは丈感によってドレスに合わない場合があるので、事前にドレスに合わせて確認しておきましょう。
・防寒アイテム
冬の結婚式では、カイロや手袋・マフラーなどの防寒アイテムも積極的に活用しましょう。カイロはポケットやバッグに入れられる大きさのもので、持ち運びに便利なタイプを選ぶのがおすすめです。
また、防寒アイテムとしての手袋は、式場に到着後はクロークに預けるのがベターです。手袋を着用したまま、式場に入らないように注意してくださいね。ただし、防寒アイテムではなく、イブニングドレスに合わせるレースの手袋であれば、結婚式の際に着用していても問題ありません。
そして、防寒アイテムのマフラーも、式場に到着後はクロークへ預ける必要があるアイテムです。ただし、屋外の挙式がある場合、マフラーや手袋などの着用がOKなこともあります。式場のスタッフの指示に従って、臨機応変に対応してください。
それから、手袋やマフラーなどクロークに預ける場合でも、殺生を連想させる動物毛（ファー）や革を使ったものは、結婚式で身につけるのは控えましょう。また、ドレスに合わないカジュアルなアイテムを身につけるのも避けるのが無難です。
冬の結婚式におすすめのドレス
冬の結婚式におすすめなドレスについてご紹介します。季節感のある素材を取り入れたドレスを選ぶと、冬らしい素敵なコーディネートに仕上がりますよ。
・袖付きドレス
袖付きのドレスは、冬の結婚式におすすめのデザインです。袖付きは露出を抑えられるので、昼の結婚式にもぴったり。レースや透け感のある素材を選べば、女性らしいエレガントさを演出できます。
また、夜の結婚式であれば、露出が少ない分、アクセサリーや小物などで煌びやかさをプラスするのがポイント。大ぶりのビジューのイヤリングやネックレスなどを合わせて、華やかなコーディネートに仕上げましょう。
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・ベロア素材のドレス
冬の結婚式に合う特別感のあるドレスを選ぶなら、寒い季節にしか着用できないベロア素材がおすすめです。光沢感のある素材で、着用するだけでラグジュアリー感を演出してくれます。
「ドレス全体がベロア素材は似合わないかも…」という場合であれば、部分的にベロアを取り入れるのもおすすめです。ベロア素材のリボンや羽織などを合わせることで、季節感のあるコーディネートに仕上がりますよ。
・総レースのドレス
総レースのドレスは、冬の結婚式におすすめなドレスの1つ。透け感があるタイプは寒そうに思われがちですが、しっかりと防寒対策をすることで問題なく着こなせます。また、透け感のあるレースよりも、厚手のレース生地を選ぶことで、見た目も暖かく見せることも可能です。
また首周りの肌寒さが気になる場合は、ハイネックやロングスリーブのデザインを選ぶのがおすすめ。ハイネックやロングスリーブはクラシカルな印象になるので、フォーマルな結婚式にぴったりですよ。
・ワインレッドなど暖色系のドレス
季節感のある色味を取り入れたいなら、冬の季節にぴったりなワインレッドなどの暖色系のドレスがおすすめです。暖色系は周りを華やかに演出してくれるので、お祝いの席にふさわしい色味ですよ。
また、ワインレッドなどの暖色系は、肌の血色も良く見せてくれるのがポイント。暖色系は派手になりすぎないか心配される方もいらっしゃいますが、トーンが落ち着いた色味を選ぶことで、30代〜50代まで幅広い年代の方にお召しいただけます。
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まとめ
冬の結婚式ドレスを着用するときは、結婚式のマナーを守りつつ、季節感のあるベロアなどの素材を取り入れて、ドレスに合う靴やアウターを選ぶことが大切です。結婚式にふさわしくないカジュアルな素材のドレスや、殺生を連想させるようなアイテムは取り入れないように注意しましょう。
また、厚手のインナーや羽織を活用することで、結婚式の最中も暖かく過ごすことができますよ。防寒アイテムをうまく取り入れて、冬の結婚式を楽しんでくださいね。
そしてドレスティークでは冬の季節にぴったりなドレスを多数取り扱っています。コーディネーターがお客様の希望などを伺ったうえで、季節に合うドレスの紹介が可能です。試着も可能なので、気になる方はぜひドレスティークにお越しください。
