COLUMN

結婚式服装マナー

お客様に良く聞かれる事を中心に、結婚式マナーの基本中の基本を簡単に纏めてみました。

「結婚式の招待状を受け取った後はどうしたらいい?」

「ご祝儀袋の選び方や書き方などのマナーは?」

結婚式にお呼ばれした方で、上記のように招待状の返信やご祝儀のマナーについて知りたい方は多いのではないでしょうか。

本記事では、結婚式のマナーについて詳しく解説します。初めての方だけでなく、久しぶりに結婚式へお呼ばれした方でもご祝儀の手配やドレスのマナーについて知りたい場合はぜひ参考にしてください。

Contents

結婚式の招待状がきて、返信はがきを出すときのマナー

結婚式の招待状に返信はがきが同封されていた場合は、1週間以内に返信するのがマナーとされています。

Point.1

出席・欠席に関わらず、ようお祝いの言葉を添えて返信しましょう。

Point.2

はがきの表のお送り先に「〇〇行」と記載されている場合は、「行」を二重線で消して横に「様」と書きましょう。縦の場合は、縦に二重線を引けばOKです。

Point.3

上級者の場合は、二重線の代わりとして「寿」の文字で訂正される方もいます。ただし、新郎新婦の名前に「寿」が使用されている場合は、「寿」の文字で訂正するのは控えるのが無難です。

ご祝儀マナー①ご祝儀袋の選び方

ご祝儀袋を選ぶときは以下のポイントを押さえましょう。

  1. 袋の表側に「のし」と「水引」が付いているもの
  2. 渡す相手や金額に合ったデザインを選ぶ

各ポイントについて詳しく紹介します。

Point.1 袋の表側に「のし」と「水引」が付いているもの

結婚式のご祝儀袋を選ぶときは、袋の表側に「のし」と「水引き」が付いているものを選びましょう。水引きは、上記の画像を参考に「あわじ結」もしくは「結び切り」に結ばれたものを選ぶのがマストです。

のしが付いていないタイプのご祝儀袋は、お悔やみごとやお見舞いなどの場面で使用されるため、結婚式での使用はNG。水引の「蝶々結び」は、何度も結び直せるという意味合いがあることから、結婚式のご祝儀にはふさわしくないとされているためご注意ください。

Point.2 包む金額や渡す相手に合ったデザインを選ぶ

結婚式でのご祝儀袋は、包む金額や渡す相手に合ったデザインを選びます。ご祝儀として贈る金額が大きくなるにつれて、装飾が豪華なものを選ぶのが◎。上記の画像を参考にすると、左から3万円程度、5万円程度、10万円程度と使い分けるとよいでしょう。

ご祝儀袋のデザインは、渡す相手によって選ぶことも重要です。学校の先輩や会社の上司など、目上の方にご祝儀を渡す際はフォーマルな「白」のご祝儀袋を選ぶとよいでしょう。友人や会社の同期・後輩などにご祝儀を渡す際は、色付きのカジュアルなデザインを選んでもOK。それぞれの立場に合わせて、ふさわしいご祝儀袋を選んでくださいね。

ご祝儀マナー②ご祝儀袋と中袋の書き方

ご祝儀袋や中袋の書き方のポイントを以下にまとめました。

  1. 濃墨の筆ペンや毛筆を用意
  2. ご祝儀袋の表書きには「寿」もしくは「御結婚御祝」と記入
  3. 中袋の表側には金額、裏側には住所と氏名を記入

各ポイントについて詳しく紹介します。

Point.1 濃墨の筆ペンや毛筆を用意する

ご祝儀袋や中袋に記入する前に、濃墨の「筆ペン」もしくは「毛筆」を用意しましょう。「薄墨は弔事の際に使用するため、お祝い事では避けるのがマナーとされています。また、ボールペンやサインペンはカジュアルな印象を与えてしまうため、ご祝儀袋や中袋に記載するときは控えるのが無難です。

Point.2 ご祝儀袋の表書きには「寿」もしくは「御結婚御祝」と記入

ご祝儀袋の表側にある短冊には、上記の画像のように「寿」もしくは「御結婚御祝」と記入しましょう。どちらを使用しても失礼にあたらないとされていますが、一般的な使い分けは以下のとおりです。

  • 結婚式当日にご祝儀を渡す場合は「寿」
  • 結婚式より前にご祝儀を渡す場合は「御結婚御祝」

「御結婚御祝」を自分で記入する際は、4文字の「御結婚祝」とならないように注意が必要です。「4」は縁起の悪い数字とされているため、お祝いごとのシーンでは避けるのが無難とされています。また、洋風テイストのカジュアルなご祝儀袋の場合は、「Happy Wedding」と記入された短冊を使用してもOK。カジュアルな印象となるため、渡す相手は友人や同期など親しい間柄の方に使用するのがおすすめです。

Point.3中袋の表側には金額、側には住所と氏名を記入

紙幣を入れる中袋には、表側の中央に「金◯萬円」と記入しましょう。中袋に記入する文字は、数字の改ざんを防止するために旧字体(壱・弐・参など)を用いるのがマナーとされています。ご祝儀で使用される旧字体を以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

 

ご祝儀の金額 中袋に記入する旧字体
1万円 壱萬円
2万円 弐萬円
3万円 参萬円
5万円 伍萬円
6万円 六萬円
7万円 七萬円
8万円 八萬円
10万円 拾萬円

 

また、中袋の裏側には、左下に住所とフルネームを記入します。記入を忘れてしまうと、新郎新婦がご祝儀を確認するときに誰がいくら包んでくれたのか判断できなくなるため、記入漏れがないようにご注意ください。

ご祝儀マナー③お札の包み方

結婚式のご祝儀では、新たな門出を祝う意味を込めて「新札」を用意するのがマナーです。折り目やシワのある紙幣を包むのは避け、事前に新札を用意しましょう。新札を用意したら、紙幣の肖像画が中袋の表側を向いた状態で、袋の上側に揃えて入れます。

もし、中包みを利用する場合は、中袋と同じように紙幣の表側を揃えて包めばOKです。中包みは、基本的に購入したときのように包み直せば問題ありません。なお、表側の空いた部分が右下にある場合は弔事用となるため、必ず左上に空いた部分があるか確認しましょう。

ご祝儀マナー④結婚式の受付で渡すときの所作

結婚式のご祝儀袋は、袱紗(ふくさ)に包んで持参しましょう。袱紗は、冠婚葬祭のシーンにおいてご祝儀や香典などの袋が汚れないようにする役割があります。結婚式などのお祝いごとには赤やピンク、紫などの明るい色合いを使用するのが一般的です。

結婚式の受付に到着したら、以下の手順でご祝儀袋を渡しましょう。

  1. 袱紗からご祝儀袋を取り出して、袱紗の上にご祝儀袋を乗せる
  2. 袱紗とご祝儀袋を時計回りに180度回転させる
  3. 両手で受付のスタッフに差し出す

ご祝儀を渡す際は、受付スタッフ側が文字を正しく読めるように整えることが大切です。なお、袱紗とご祝儀袋を反時計回りに回転させると、弔事の所作になってしまうためご注意ください。

結婚式のご祝儀マナーに関するQ&A

ここからは、結婚式のご祝儀マナーに関するよくある質問に回答します。

ご祝儀はピン札(新札)じゃないとダメですか?

一般的には、ご祝儀はピン札(新札)を使うのがマナーです。ピン札(新札)を用意することで、新郎新婦の新たな門出を祝うという気持ちを伝えられます。結婚というお祝いだからこそ、シワや汚れがついたお札を使用することが失礼と思われる方も多いため、できる限りピン札(新札)を手配するのが望ましいでしょう。

新札はどこで入手できますか?

結婚式のご祝儀用として新札を入手する方法は以下のとおりです。

  • 銀行の窓口や両替機を利用する
  • 郵便局の窓口で交換する
  • 結婚式場やホテルのフロントで交換する

一番確実に新札が入手できるのは、銀行の窓口もしくは両替機の利用です。なお、窓口を利用する際は手数料がかかる場合があるためご注意ください。また、銀行は平日しか開いていない可能性があるため、余裕をもって手配しておくことが大切です。

近くに銀行がない場合は、郵便局の窓口で交換できる場合もあります。ただし、店舗によっては対応できない可能性もあるため、来店前に確認しましょう。

それから、結婚式場やホテルのフロントなどでも新札に交換できる可能性があります。なお店舗によっては新札の手配がない場合もあるため、事前に問い合わせましょう。

20代で2万円のご祝儀はありですか?

学生や新卒などで収入が少ない場合は、2万円のご祝儀を包んでも問題ありません。なお、結婚式などのお祝いのシーンでは、割り切れる数字(偶数)を用いるのはふさわしくないとされています。2万円の紙幣を用意する際は、「1万円1枚、5千円2枚」のように奇数の組み合わせで包むとよいでしょう。

ご祝儀袋をそのまま渡すのはNGですか?

ご祝儀袋を袱紗に入れず、そのまま受付の方に渡すのは失礼にあたるとされています。新郎新婦の門出をお祝いする気持ちを表すためにも、ご祝儀を持ち運ぶ際は袱紗を手配しましょう。仕事や家庭の事情などで袱紗を手配できなかった場合は、代用として大きめのハンカチやスカーフなどを利用するのも問題ありません。

令和の結婚式トレンド事情|ご祝儀のキャッシュレス決済について

ご祝儀のキャッシュレス決済とは、クレジットカードやQRコード、電子マネーなどを活用してご祝儀代金を送ることです。ゲスト側はご祝儀袋や新札などの手配をおこなわずに、新郎新婦へご祝儀を渡せることから、令和の結婚式ではキャッシュレス決済が注目されています。

式場探しサービスを提供する「トキハナ」の調査によると、結婚式に参列した回答者の約6割がキャッシュレス決済に「賛成」と回答しています。賛成派の意見として、「新札を用意する手間が省けること」や「現金の手持ちが少ないときに利用できること」などが挙げられました。多様な結婚式のスタイルが増えたことで、ご祝儀にも柔軟なスタイルが求められています。

ご祝儀をキャッシュレス決済で送るときのマナー

ご祝儀の新しいスタイルとして、今後利用が増えると予想されているキャッシュレス決済。招待された結婚式でご祝儀のキャッシュレス決済が利用できる場合は、どのような点に注意すればいいのか知りたい方も多いのではないでしょうか。

ご祝儀をキャッシュレス決済で送るときのマナーについて、以下にまとめました。

  • 新郎新婦が案内するサービスを利用する
  • 支払い期限までに手続きを済ませる
  • キャッシュレス決済後に新郎新婦へ報告する

それぞれのマナーについて詳しく紹介します。

新郎新婦が案内するサービスを利用する

ご祝儀をキャッシュレス決済で送る際は、新郎新婦から案内されたサービスを利用しましょう。ご祝儀を引き出す際に別途手数料が発生するため、新郎新婦側に負担をかけてしまう可能性があります。もし、自分が持っているクレジットやQR決済が案内されたサービスに対応していない場合は、新郎新婦の銀行口座に直接振込できるか相談したり、結婚式当日に現金のご祝儀で問題ないか確認したりしましょう。

支払い期限までに手続きを済ませる

ご祝儀のキャッシュレス決済を利用する際は、必ず支払い期限までに手続きをおこないましょう。ご祝儀のキャッシュレス決済の支払い期限は、結婚式が行なわれる数週間前に設けられていることが多いです。なお、支払い期限は新郎新婦から案内されるサービスによって異なります。ご祝儀をキャッシュレス決済で送る予定の場合は、早めに手続きを済ませておくと安心です。もし、ご祝儀のキャッシュレス決済の期限が過ぎてしまった場合は、結婚式当日にご祝儀を現金で用意しましょう。

キャッシュレス決済後に新郎新婦へ報告する

ご祝儀のキャッシュレス決済後は、新郎新婦に報告しましょう。「本日送金したので確認してね!」などのメッセージを送ることで、新郎新婦側で問題なく入金できているかを確認できます。直接銀行口座へ振り込む場合は土日祝をはさむと口座の反映に時間がかかるため、その旨も新郎新婦へ伝えるとよいでしょう。

結婚式の受付

Point.1開場の15分前には到着しよう

開場時間ぎりぎりに行くのは失礼です。余裕を持って式場へ向かい、受付を済ませましょう。

Point.2お祝いの言葉を添えて

受付する際に、「本日は、おめでとうございます」「新郎側(新婦側)の友人の○○と申します」とまで伝えてあげると丁寧です。

受付は新郎新婦側の会社の同僚や友人が担当しますが、新郎新婦の身内としての立場になります。

たとえ仲の良い友人や同期の方が受付していても、ちゃんとあいさつするのが大事なマナーです。

服装のマナー

Point.1白のドレスはNG

結婚式での「白」は花嫁様のカラーです。どんなにあなたが気に入ったデザインでも、「白」を選ばないように注意しましょう。

Point.2ストッキングは必須

フォーマルな場では、素足ではなくストッキングを履くのがマナーです。カラータイツや網タイツなどはカジュアルな印象になるため、ドレスに合わせるのは避けましょう。

最近では、結婚式でも黒のストッキングをはかれる方が増えてきました。シンプルな黒のストッキングを選ぶ際は、スワロフスキーなどのデザインが上品なものを使いましょう。

Point.3ヘアスタイルは、必ず美容室へ

正装では、基本アップスタイルが主流です。カジュアルな式などであれば、ハーフアップやダウンスタイルでも参加される方はいらっしゃいますが、必ず美容室でヘアセットしてもらいましょう。

おすすめのヘアーサロンのご案内はこちらより

Point.4バッグは、小さめのパーティークラッチを持って♪

普段持っているような大きめのバックは、フォーマルな場ではNGです。

どうしても必要な場合(お子様がいる等)は、サブバッグ+パーティクラッチバッグを持参しましょう。

Point.5基本はパンプスで

最近は夏場やガーデンパーティーなどでサンダルを履いている方もいらっしゃいますが、基本はパンプスです。オープントゥやバックバンドなどはご利用頂けます。

なお、ミュールやブーツはカジュアルな印象となるため、絶対NGです。

当店でお取扱いのパンプスはこちらより

Point.6 肩の露出は、マナー違反

挙式に参列される場合には、肩の露出は控えましょう。肩が出ているデザインを着ている場合には、ボレロやショールを羽織るのがマナーです。

結婚式の基本的なマナーを押さえて新郎新婦をお祝いしよう

結婚式では招待状の返信からご祝儀、ドレス選びまでさまざまなマナーがあります。特にご祝儀では「のし」と「水引」が付いているものを選んだうえで、筆ペンや毛筆を用意して結婚式にふさわしいお祝いの名目や送り主の名前などを記入しなければなりません。また、新郎新婦の新たな門出を祝うという気持ちを込めて、新札を手配することが望ましいとされています。今回紹介したマナーを参考に、結婚式の準備を進めてみてください。

結婚式のお呼ばれドレスを選ぶならドレスティークにお任せください

ドレスティークでは、結婚式にふさわしいパーティードレスを多数取り扱っています。スタイリストが利用シーンを伺ったうえでドレス選びをサポートするため、初めて結婚式に参列される方でも安心です。ドレスだけでなく、結婚式にぴったりなバッグやアクセサリーも一緒にレンタルいただけます。パーティードレス選びでお悩みの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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